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過ぎゆく夏を楽しむ芭蕉布の着物

夏の始まる前、芭蕉布の着物へ問合せをたくさんいただきました。

NHK「美の壺」の放送も手伝ってか、大人気、店内に在庫がありませんでした。

夏の終わりになって何枚か入荷しましたのでご紹介いたしますね。

ジンダマーという”銭玉”を意味する商売繁盛を祈願した緯絣文様


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秋の気配

 捩り織りの緯糸に刺繍糸を絡ませて、竹屋町のように風雅な趣をかもしだしています。
優しい色使いで秋草が表現されて、涼やかさが漂っています。

季節の表現が、胸を打つ美しい帯です。

色合わせで墨色暈しの単衣を置いてみましたが、秋が、裾に広がる付下げに合せるのもまた、風流。

21-08-13 秋草に水桶文様名古屋帯 88,000円(税込)

墨色暈し麻の葉文様単衣33,000円(税込)身丈4尺1寸3分 裄1尺7寸5分 前幅6寸 後巾7寸8分

 

すっきり越後上布、能登上布に半幅帯

今の季節に最適な着物の一つである越後上布、能登上布が入荷しています。

洗い張りをしたお仕立直しですので、気持ち良くお召しいただけると思います。

まず、白にブラウンの井桁と十字絣の越後上布に、やはり上布で作った半幅帯を合せました。

黒ではなく、少しブラウンがかった80亀甲の能登上布もとても珍しく、シックです。

こちらの小絣の能登は少し前の時代のもので大変上質なものです。

本日は暑さ対策に、こちらも涼やかな半幅帯を合わせてみました。

上から2本は上質な上布で作った半幅帯。

渋めの細い横縞は合せる着物を選びませんし、白に墨黒の花文様は大人可愛いですね。

そして3本目は上布の継ぎ帯、胴前や結び目に変化の楽しさがありますよ。

灯屋2オリジナルの麻丸ぐけをキリリと締めてくださいね!

素材感はこんな感じ。

左から越後井桁と十字絣、能登亀甲、能登小絣

涼やかなお支度でぜひ夏を乗り切って下さい!

下記番号からHPの商品紹介に飛んでいただくと詳細がご覧いただけます。

白地井桁と絣の越後上布 21-08-02 99,000円(税込)

能登上布茶系亀甲 21-06-10 132,000円(税込)

小絣白地能登上布 21-08-01 88,000円(税込)

上布半幅帯 20-07-04 60,500円(税込)

白に墨黒柄の半幅帯 16,500円(税込)

上布切継ぎ半幅帯 20-08-03 66,000円(税込)

お色は秋色、素材は涼しく小千谷縮に個性派帯

長雨で少しひんやりする日が続きました。暦の上では秋といっても、まだまだ残暑は続きますね。

これからのお着物はお色は少し濃いめ、素材は涼しく、というのも一つの正解かも知れません。

こちらはとっても柔らかな上質の染の小千谷縮です。

個性的なデザインは、ねじれ竹模様。

敢えて、個性的な継ぎ帯を合せてみました。

同系色でまとめてみたので意外とすっきりしますね。

上布の切継ぎ帯は夏の軽やかさを表現しますね。

 

次に同じ着物に、苧麻の小格子の帯を合せました。

こちらもやはり同系色の帯。少し張りのある帯は少し秋めいても大丈夫ですね。

ぜひ店頭でも、また、お電話でもお問合せくださいね!

 

ねじれ竹模様小千谷縮 着物18-6-56

88,000円(税込) 身丈4尺(約152cm) 裄1尺7寸5分(約66.5cm)

麻の継ぎ帯  21-06-37 132,000円 (税込)

小格子苧麻帯  21-05-28 93,500円(税込)

 

 

送り火

立秋も過ぎ、涼しい日が続くと気持ちが秋にふっとかたむくようです。

連休も最終日、京都では五山の送り火がたかれることでしょう。

まだまだ夏日がやってくることと思いますが、季節の移り変わりに合わせて装いを楽しみたいです。
ご紹介の着物は、赤い実の南天が手描きされた付下げです。

生成り地に優しく描かれた図柄は、色味も抑えた色で帯合わせもしやすい着物です。

合わせた帯は沢瀉とオシドリの刺繍帯です。

抑えた色合いながらもおめでた柄尽くしのコーディネートで、お祝いの気持ちをさりげなく伝えてはいかがでしょうか。

 

絽地南天付下げ 66,000円(税込)

身丈 : 4尺3寸(約163.4㎝)

裄  :  1尺6寸5分(約62.7㎝)

 

沢瀉にオシドリコラージュの名古屋帯  110,000円(税込)  (帯21-08-20)

長さ:9尺7寸(約368.6cm)

帯巾:8寸1分(約30.8cm)

 

臨時休業のお知らせ

いつもご愛顧賜り誠にありがとうございます。

灯屋2銀座店は、8月12日(木)~15日(日)まで 販売ギャラリー、通信販売ともに臨時休業

させていただきます。

新商品もHPにてご紹介しております。

メールへは、16日(月)AM11時より順次返信させて頂きます。

お待たせいたします、どうぞご了承ください。

8月16日(月)から通常営業いたします。

水曜日定休日 営業時間11時~18時

皆様のご来店心よりお待ち申し上げます。

芭蕉布の着物とアフリカラフィヤ椰子のアップリケを付け帯にして、プリミティブアートのような布を纏います。

無地の芭蕉布着物21-08-17 132,000円税込

アフリカラフィア椰子アップリケの付帯21-08-01 110,000円税込

お客様の装い✨染帯の楽しみ

お陽さまに顔を向けて、咲き誇る可憐なひまわり。

刺繍の蜂が、そばで羽根を鳴らして働いています。

明るい夏色の染め帯が、スッキリとした縞の宮古上布に良くお似合いです。

 

絵師の技が、光る日本画のような染め帯をなさっています。

灯屋2では、昔の染め帯をお仕立て直してご用意しています。

とても、美しいですね。

正確な絣の宮古上布にメダカが、群れ泳ぐ染め帯。

スラッとしたラインにやさしさが、漂ういい感じです。

盛夏にすっきりと華やかな山百合と朝顔の染め帯を白上布に合わせてらっしゃいます。

染めの素晴らしさもさることながら、帯の地紋が、繊細な透け感で、染め織の美しさを奏でています。

かまくいから届いた百合も、まさしく今が盛りと咲き誇り、銀座店内は、芳しく甘い香りでいっぱいになりました。

暑中お見舞い申し上げます

暑さいよいよ厳しい日が続きますが、健やかにお過ごしでしょうか。

夏のご挨拶で曖昧になりがちな「暑中見舞い」と「残暑見舞い」の時期。

「暑中見舞い」は7月中旬から8月6〜7日までだそうです。

また「残暑見舞い」は立秋から8月末頃までとなるそうです。

なかなか会えないお友達に、たまにはお葉書でも書いてみようかなと思ったりしています。

さて、ご紹介の着物は絽地に型友禅で手摺された小紋です。

鮮やかな紫地に菖蒲と秋草、扇面に波文様も入って夏らしい雰囲気です。

図柄の様子から長い期間お召し頂ける小紋となっています。

合わせた帯は、桔梗と虫籠が刺繍であらわされた名古屋帯です。

人気の虫籠柄も素敵ですが、刺繍糸の色使いも絶妙です。

夏の日差しに負けない鮮やかなコーディネートを楽しんでみてはいかがでしょうか。

絽地扇面に菖蒲と秋草文様小紋  71,500円(税込)  ※お仕立て直し

身丈:4尺2寸(約159.6cm)
裄 :1尺8寸(約68.4cm)
桔梗に虫かごの名古屋帯  88,000円(税込)  (帯21-07-18)

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灯屋2銀座店は、水曜日定休日 営業時間 11時〜18時まで

⭐️8月の夏季臨時休業⭐️定休日8月11日(水・祭日)〜15日(日)までです

夏期臨時休業中は、通信販売によるご注文もお休みにさせていただきます。

16日(月)AM11時より順次メールへのご返信をさせていただきますので、どうぞ、ご了承ください。

お客様の装い✨自然布を合せて

珍しい横段の芭蕉布にアフリカマフェルの帯を合せた素敵な装いです。

アフリカの芭蕉布、ラフィヤ椰子の繊維で織られた布に吉祥紋菱形の絞りをした布を灯屋2で付け帯にお仕立てしました。

やさしい感じの芭蕉布でもしっかりとした力のあるお着物ですので、外国布の帯を合わせるとバランスの良い、芭蕉布とアフリカ布のハーモニーが、聞こえてくるような技ありな装いです。

マフェルは、紬にもしっくり合いますので秋にも大活躍♪

大大お勧めのアフリカ布の帯です。

お客様の装い✨帯をかえてお着物を楽しまれる

藍と白は、互いに尊重し合い、華やかに引き立て合う、藍の色が、少し白に移っても合わせたくなるのです。江戸小袖、夏衣裳の帷子崩しが、越後上布の絣にいきいきと映えて美しい装いです。

刺繍にもあたりが、やさしい夏物の丸ぐけは、灯屋2の代名詞とも言えます。

すっきりと越後上布の絣を讃える縞帯。

同じお着物に帯をかえて、着物の表情を楽しまれてます。

着なれた方だからこその技、ほおずきの珊瑚色が、愛らしさを添えています。

藍と黄色が、抜群の相性ですっきりと夏の色。