先日、松田も歌舞伎のお話をさせていただいておりましたが、お店にいらっしゃるお客様にも本当に歌舞伎が大好きでお詳しい方がたくさんいらっしゃいます。
歌舞伎座からの行き帰りにお立ち寄りになるお客様達の活き活きとした笑顔には、ついお話をうかがいたくなります。
それぞれ、どの役者さんもご贔屓が、いらっしゃると思いますが、年末、新春と玉三郎さんのお舞台を楽しみ行かれた方も多かったのではないでしょうか。
玉三郎さんのファンと言っても、私は、まだまだで…どなたかぜひおしえて下さい!
有難い事に大歌舞伎ファンさんからチケットをとっていただき、よろこんでお出かけしてまいりました。
今の時代でもこんなに胸が躍るのに娯楽のなかった昔は、どれほど楽しみに歌舞伎座へ向かったのだろう…と想像するだけで、ジーンときます。
夢のようなひとときの後、あいにくの雨模様で地下に向かうと外国からいらした学生さん達とお会いしました。
みなさん歌舞伎を楽しまれた後の元気な笑顔が印象的。
こんな風に日本に触れて下さるのは、やっぱりうれしいものですね!
今年引退を表明した、シルヴィー・ギエムは、「来日したダンサー達は、TDRへ行く時間があれば、ぜひ、歌舞伎を観に行くべきよ。学ぶ事がたくさんあるわ」とメッセージしています。
類をみない衣装と演出で「かぶく」舞台は、ここでしか観ることの出来ないエンターテイメント!
日本を代表する伝統芸能だからこそ、観客側もどんな風におしゃれして出掛けようか…と装う事もまた楽しみです。
そういえば、若いお客様が、「歌舞伎座でお着物の組み合わせに注意を受けてから、なんとなく着ていけなくて…」と仰ってました。
相手を思っての先輩からのお気持ちかと思いますが、そんな時には「暫~く~」どうぞ、あたたかく見守って下さいませ。
もし、何か言われても「着て行けない」なんておっしゃらずに、どうぞお着物をお楽しみくださるよう心から願う、今日このごろです。
白井