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おひとりさまをたのしむ〜山歩き、着物で映画と読書

おひとりさまをたのしむのが上手になった皆様。

いかがお過ごしでしょうか。

先日、ひとり御岳山を歩いている時に、素晴らしい桂の大樹に出会いました。

そのたたずまいと「お浜の桂」という名が心に残り、しばらくしてはっとしました。

中里介山の「大菩薩峠」に登場する哀しい女性の名です。

何度も映画化されていますが、私は1960年大映の三隈研次監督の市川雷蔵主演のものを見ました。

虚無にとりつかれた剣士・机竜之介に運命をもてあそばれながらも必死に抵抗する、中村玉緒演じるお浜が目に焼き付いています。

そして、桂に生まれ変わって枝を大きく広げる大樹となっているならば嬉しいと思いました。

原作は大正から昭和にかけて新聞に掲載された長編時代小説で、文豪達にも賞賛された傑作です。

今読んでもぐいぐい引き込まれます。

特に登場人物の着物描写は

机竜之介「黒の着流しで、定紋(じょうもん)は放(はな)れ駒(ごま)、博多(はかた)の帯を締めて、朱微塵(しゅみじん)、海老鞘(えびざや)の刀脇差(わきざし)をさし、羽織(はおり)はつけず、脚絆草鞋(きゃはんわらじ)もつけず、この険しい道を、素足に下駄穿きでサッサッと登りつめて、いま頂上の見晴らしのよいところへ来て、深い編笠(あみがさ)をかたげて、甲州路の方(かた)を見廻しました。」

お浜「島田に振袖(ふりそで)を着て、緋縮緬(ひぢりめん)の間着(あいぎ)、鶸色繻子(ひわいろじゅす)の帯、引締まった着こなしで、年は十八九の、やや才気ばしった美人が、しおらしげに坐っています。」(どちらも青空文庫「大菩薩峠 甲源一刀流の巻 中里介山」より引用させていただきました)

と、アンティーク着物好きの読者には、たまらないものとなっています。

是非、読んでみてくださいね。

こんな着物姿なら、気分も盛り上がることでしょう。

暖かい結城縮と深山に鳥の帯を、静かなひと時のお供にしてください。

カーキ色結城縮  身丈4尺5分(約153、4㎝)      裄1尺7寸5分(約66、2㎝)

深山に鳥の織り名古屋帯

2021年ご来店お客様の装い✨今年もありがとうございました

丸帯の品格と美しさには、何度もおどろかされます。

繊細な織で珍しい色もある丸帯は、とても美しいです。

アンティークの染めのお着物に合わせる帯を迷った時には、心強い味方です。

縮緬の縞にカピタンの縞を重ねた着こなしです。

襦袢の朱色が、また、美しい。

灯屋2ととても親交のある陶芸家のチェジェホさんです。

谷中韋駄天さんの個展を終えて立ち寄って頂きました。

谷中の韋駄天さんとも灯屋2は、古くからとても仲の良い間柄です。

ジェホさんのお話に思わず聞き入りました。

2022年もお客様、スタッフ皆んなが、健康で笑顔の一年でありますように✨

2021年お客様の装い✨織りの魅力

美しい花織の丸帯、織り物の深い魅力。

静かで美しいお着物姿。

浦野理一の経節紬格子の継ぎ着物「ラ・カンパネラ」

浦野理一の布を使った灯屋2の継ぎ着物「ガス燈」継ぎ着物は、どの作品もそれぞれの魅力が、あります。

浦野染色工房は、ほんとうに沢山の縞、格子を生み出してきたのですね。

昔結城は、縞結城とよばれたそうです。

結城の美しさは、縞にある、浦野理一の継帯が、良く似合います。

浦野理一の縞に型染め帯の浦野尽くし。

浦野理一経節紬の絣に白鳥の羽根を織り込んだ無地紬の帯と椿の帯留めが、やさしく添います。

浦野理一といえば、登場していただきましょう♪

灯屋2で反物からお仕立てした赤い格子の浦野理一、とっても良くお似合いです。

帯は、浦野のインテリアファブリックから、お仕立てしました。

ラオスは、織物の国。刺繍かと思うような、見事な多色の浮き織りの帯😊

格子の帯は、明るく、すっきりと着姿を気持ち良くまとめてくれる、まさしくしっかり物の帯ですね。

力のある大島紬も大らかなウズベキスタンアドラスの帯となら、仲良くお話ししてるような装いになりますね👍

 

 

2021年ご来店お客様の装い✨

2021年もお客様皆さまが、ご自身の個性をいかした素敵な装いでご来店頂きました。

灯屋2銀座店でお客様をお迎え出来る感謝を込めて、ご紹介させていただきます。

大好きな雀、縮緬の雪中雀が、丸帯とコラボした灯屋2の創作名古屋帯です。

珍しい色の明治期江戸小紋に可憐な石蕗の黄色花。裾に刺繍を入れた灯屋2の創作着物。

格子の帯が、すっきりと美しい、上手な着こなしをされてます。

柿渋に手彫りされた型紙を使って、引き染めされたまさしく日本の伝統美!明治の職人技が、静かに光ります。

こちらは、浦野理一作の江戸小紋の継ぎ着物「カシオペア」

たっぷりとした鬼絞縮緬が、しっとりとモダンで良くお似合いです。

アンティークの美しさ地紋の織りが、見事なお着物に龍村平蔵の華やかな片輪車文様。

加茂川の水流が、心地よく美しい姿です。

総絞りの小紋に絽刺し貝合わせ模様の帯。

赤いお着物は、心をときめかせてくれますね✨

紫根で染めた総絞りの華やかさにぴったりの帯、木彫の紅葉が、また、素敵な装いですね✨

2021年から2022年に向けて

本年もありがとうございました。

山あり谷ありの1年でしたが、こうして終わってみると、皆さまの温かいご支援の大きな波に乗ってここまでたどり着けたような気がします。

オリンピックのアスリートじゃないけれど、本当にお客さまに喜んでいただけることが、より嬉しく感じられるこの一年でした。

当店のお客様は、銀座の灯屋という、着物を着ていく場所が、ありますから幸せ者ですよね。

そして、その場所は皆さまで作ってこられたのですよね。

次の年もまた、この場が続きますように、お越しになったお客様が、みなさま心を暖かくしてお帰りいただけますよう、こころしてお迎えしたいと思います。

どうぞ良い新年をお迎え下さいませ。

 

年末は、28日まで、1月3日より初売りいたします。

お正月3日~10日は、11時~18時までの営業時間です。

福帯もご用意できました

1月中は、感謝を込めてお買上価格10%の灯屋クーポン進呈いたします

皆さまのご来店心よりお待ち申し上げます。

 

すべりこみのクリスマス半衿です!!

今週末はクリスマス。街は盛り上がりそうですね!

着物でお出かけ予定の方々、半衿はどのように?

まだ間に合います!クリスマスにお似合いの半衿をご紹介させていただきます。。

もみの木に赤い実が可愛らしく、雪もちらほらと。

金と銀で刺繍された、雪花のようにも見える柄です

落ち着いた紫系のローズ柄

きらきらビーズで衿元にアクセント

クジャクの羽の刺繍で華やかに

 

もみの木の半衿 税込 11,000円

雪花の刺繍半衿 税込 9,900円

薔薇の刺繍半衿 税込 11,000円

ビーズの刺繍半襟 税込 13,200円

クジャクの羽刺繍半衿 税込 11,000円

 

明日12/22(水)は定休日となります。

お間違えのないようよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

ご来店お客様の装い✨.

中央通りの歩行者天国も師走になり、人の波が、大きくなりました。

広い通りですので、皆さま間隔は、ゆったりと足どりものんびりと休日を楽しまれていらっしゃいます。
晩秋〜初冬、冬へとご来店頂くお客様の季節を愛でたお着物姿に心が、ときめきます。

石蕗(ツワブキ)の黄色花が、咲く季節♪♫ですね

 豊かな気持ちにしてくれるザクロの実。

染め帯の素晴らしさは、型友禅ならではの魅力です。昔の丁寧な手仕事が、光ます✨影地紋にもザクロの織りが、揺れているような動きを感じます。

小物で色をそえてモダンになりました。もちろん、シンプルな素敵な丸ぐけもご用意ございます

15日水曜日は、定休日です。

木曜日〜火曜日は、営業時間11時から19時まで

皆さまのご来店お待ち申し上げます。

新入荷 半幅帯

ほっこり紬が嬉しい季節。
暖かい袷着物に合わせて、半幅帯も新鮮な組み合わせにしてみませんか?
素敵な新入荷のご紹介です。

貴重なインドネシアトラジャの半幅帯。
長さは8尺7寸(約3m30㎝)でシンプルな結び方がおすすめです。
小柄な方にはかえって扱いやすい、嬉しいお買い得価格となっております。

 


トラジャ半幅帯 税込25,000円  長さ8尺7寸(約3m30㎝)

 

結城縮の丸紋絣が可愛い半幅帯です。
当節、結城縮は皆様に大人気となっております。
どうぞお早めに!

結城縮丸紋絣半幅帯 税込30,000円  長さ9尺6寸(約3m36㎝)

クリスマスにも使えます!キラキラ帯留✨

木枯らしの吹く今日この頃、街はクリスマスのイルミネーションがキラキラと光り始めました。

着物にもちょっとしたキラキラ感✨いかがでしょうか?

上から

アメジスト ¥15,400(税込 )

真珠 ¥14,300(税込 )

サファイヤ調 ¥13,200(税込 )

アメジスト(ピンク紐)  ¥13,200(税込 )

次は大きめ

 


上から

金彩瑪瑙 ¥11,000(税込 )

黄水晶(水色紐)  ¥17,600(税込 )

煙水晶 ¥17,600(税込 )

黄水晶(辛子色紐)  ¥16,500(税込 )「

レトロな感じはこちら

上から

象牙彩色ばら ¥30,800(税込 )

珊瑚ばら雲 ¥14,300(税込 )

翡翠2本重ね ¥16,500(税込 )

黒地にクロス模様 ¥11,000(税込 )

アメジスト花型 ¥13,200(税込 )

外出もしやすくなった昨今、クリスマス気分で着物お出かけいかがでしょうか。。

来年の干支は寅

「来年のことを言うと鬼が笑う」
それは先がわからないことを予測してもはじまらないという意味です。
とりあえず、はっきりしているのは、来年は寅年だという事!
で、そろそろ干支にまつわるものをお探しではないですか?
寅をイメージして、こんな装いはいかがでしょう。



紬の横縞に味があり、あたたかみと明るさがありますね。
値段も手頃で嬉しい一枚。

合わせた帯はインドネシアのサウ島の木綿の帯です。
コントラストのある織柄がここちよく体を締めてくれます。

年末も迫ってきました。
たとえ鬼に笑われても、未来に向けての準備をしてまいりましょう!

 

黄色横縞紬 税込33,000円
身丈4尺1寸5分(約157,2㎝)
裄1尺6寸5分(約62,5㎝)

インドネシアサウ島織名古屋帯 税込41,700円
長さ9尺8寸(約371,2㎝)
太鼓幅8寸2分(約31㎝)