お雛様を飾りました。
店内が、ぱあっと明るく華やいでいます。
そして今年も、桜の帯や着物が揃いだしました。
これから花々は、次々と満開の季節を迎えます。
新着商品も、順を追ってアップいたします。
どうぞ美しい季節を存分に、お楽しみください。
新春のきもの展へ今回も沢山のお客様にご来店頂けた事をスタッフ一同、心より、感謝御礼申し上げます。
初日は、お寒い中を開店前より、お待ち頂いたお客様の熱意に店内の雪景色も「春がもう訪れたか…」とまちがうような熱気に包まれました。
また、国内の遠方からご来店頂いただけでも有り難い事ですのに海外からもいらして頂け、とても励みになりました。
皆さま、灯屋2をご愛顧頂き、本当にありがとうございます!
新春のきもの展の会期は、終了いたしましたが、これからの新作をインスタグラム、ブログにてご紹介していきますので、どうぞ、ご油断めさらぬようチェックお願いいたします。
年内も27日(金)までは、11時〜19時、28日(土)は17時閉店。
無休で営業しております。
お正月のお召し物で合わせたいお着物や帯が有る時には、どうぞ、ご遠慮なくご持参ください。
クリスマスイルミネーションに光る中央通りもお楽しみください!
19-4-13紅花紬身丈4尺3寸裄1尺8寸140,000+税19-12-5紅白梅梅の図刺繍名古屋帯90,000+税
今あらためて日本の伝統衣装である着物に注目が集まっています。
古き良き美しい布は、違いのわかるお洒落達人を魅了してやみません。
この江戸小紋をご覧になって下さい。
渋い色調のなかに描かれた冬景色です。
橋や柳、笹に積もった柔らかい雪。
さえずる雀たち。
そして誰の忘れ物か片方だけの草履と戯れる子犬。
一面の細かな江戸小紋は柄は、兎です。
表柄はシルエットのみで、色違いの共八掛柄には小さな耳と足がついています。
なんとこころにくい美的感覚でしょう。
渋い色味からわずかに覗く紅絹の鮮やかなこと!
令和のお正月は、こんな江戸小紋でお迎えになってはいかがでしょう。
新しい時代にアンティーク着物の持つ豊かさ優しさを再発見なさってください。
7日からの展示会を、どうぞお楽しみに!
企画展「新春のきもの展」
会期:2019年12月7日(土)~15日(日)
11:00〜19:00
会場:灯屋2銀座店
東京都中央区銀座2-6-5 アサコ銀座ビル2F
今回の企画展はお葉書でのご案内はしておりません。
灯屋2ウェブサイト、facebookのみでのご案内となります。
店頭には、新しい品物がぞくぞくと入荷してます‼︎
ご紹介のコーディネートは、菊柄の付下に纐纈織の袋帯。
着物は地紋にも菊の花が織り出され、裾の菊の図柄にはあしらいの刺繍が施されています。
帯は、絞り染めの纐纈の雰囲気を織りで表現した纐纈織の帯です。
布がぷくぷくとふくらんだ部分が、絞りの雰囲気を表現しているように見えます。
纐纈(こうけち)とは、夾纈(きょうけち)・﨟纈(ろうけち)とともに三纈と呼ばれる絞り染の一つです。布に一部をつまみ、糸で括ったり、巻き締めたり、縫い締めたりして防染し、浸し染めしたものです。インドで発生し、中央アジアを経て中国、日本へ伝播したとされます。奈良時代の染織品にも多用され、正倉院宝物にも多く見られます。多色の夾纈と﨟纈は平安時代中期以降に一時すたれましたが、纐纈は装飾品や衣服の模様に今も用いられています。
菊に流水文様付下 30,000円+税
身丈:4尺(約152㎝) 裄:1尺6寸8分(約63.8㎝)
唐華文様纐纈織袋帯 30,000円+税
気がつくと、クリスマスイルミネーションが、そこかしこに見られる季節にりました。
早いものですね。
季節の移り変わりを、何より店内の商品でしみじみ感じます。
あたたかみのある布が増えてくるこの時期。
今、和更紗が個性を発揮しています。
写真はHPに載っていない商品です。
ぜひご来店のうえ、お手にとってご覧ください。
思えば、クリスマスも更紗も、海の向こうからやってきたお楽しみ。
今こうして、恩恵を受ける事の出来る喜びを、満喫いたしましょう。
和更紗名古屋帯各種 40,000+税〜
浦野作品のモチーフ 蝶々と流水
浦野理一さんは、初期の頃から染織の研究に非常に熱心に取り組んでいたようです。
それは、著書や、残された古い縞帳や江戸期の染織品、型染めの型紙や絣の古布などを拝見するとあきらかです。
又、範雄さんのおっしゃるには、染織に関しては、一途に頑固で、右から左まで全てを納得しないと先に進まない所があったようです。
そんなわけで、型染めのモチーフにもとことんこだわっています。
浦野さんの小紋といえば、蝶々や唐草、流水に千鳥、大輪の椿や菊、牡丹、かわいい小花の数々、かと思うととんでもない抽象柄まで揃っています。
その中で今回は、蝶々と流水をご紹介します。
浦野さんの蝶々は、蛹から蝶へと大変身を遂げる大きな生命力と、ダイナミックな個性に溢れています。
流水の柄は、どこかコミックで、リアルではないのに、本当にせせらぎの音が聞こえてきそうです。
次回は千鳥とツバメ文様 です。