細く繊細な糸で織られた布が、これほどにも美しいかと思うほどの素晴らしい単衣羽織です。
秋の野原が、描かれています。
地紋の織が、見事です。
着物20-04-18も紋紗黒地に女郎花、なでしこ、萩の羽織羽(お仕立て直し) ご売約済
身丈2尺5寸 裄1尺7寸5分
軽やかな羽衣のように美しい布、それが、アンティーク単衣が、持っている特徴といえます。昔は、小柄な方も多かったので反物の幅が狭くても、皆さんお召しになれましたが、現代、裄が、短いのはアンティーク着物の弱点です。
今回は、ラッキーにも裄丈が、長くお仕立てできたものをご紹介させていただきます。
裄が、1尺7寸5分以上に仕立てられる羽織は、かなり数が少なく希少です。
図柄が良く、裄が長く出せて、状態も良く(もちろん、灯屋2で悉皆屋さんにも出しております)
当店のお仕立ては、長年信頼関係にある日本の和裁師さんに直接お仕立てを依頼しております。
そんな中でお仕立て直された、美しい単衣羽織をご覧ください。
黒の暈しに華やかな牡丹の上を鴨つがいゆうゆうと飛んでいます。
無双羽織の裏地を単衣にお仕立て直しました。
着物20-04-15牡丹に鴨文様紗羽織(お仕立て直し)100,000円+税
身丈2尺7寸 裄1尺8寸2分
風かおる五月、気温も上昇してきたので、袷時期ではありますが、羽織物は、そろそろ単衣でちょうど良い!と素敵な萩の単衣羽織をご紹介させていただきます。
丸い葉の緑とぼかしの墨色が、なんとも美しく。
観世水や御所車、御簾の地紋様に重なって、源氏物語を連想させる素敵な萩の単衣羽織をご紹介いたします。
着物が、日常に着る物とされていた昭和の初期頃までは、単衣時期には、袷用の布より細い糸で織られた単衣用の布、反物が、存在しておりました。
もちろん、袷用の布にも、細く上質な絹糸で織られたしなやかなものがある事をご存知の方も多いかと。
昔は、どこにどんな風に着ていくかを想定して、お着物の図柄を考えて、デザインして、職人さんが腕を振るったと言われています。
染めの美しさもさる事ながら、それをささえる、盛り上げる、いい仕事してるね!の地紋様たちです。
裄は、後少し3分(1センチ)ほどなら長く出来ます。
20-04-20萩の単衣羽織70,000円+税 身丈2尺6寸 裄1尺7寸 袖丈1尺4寸4分
柳が、風にそよぎ羽根を広げた群青色の可愛いヒーロー。
小さな身体で素早く飛ぶ、丸い頭と元気な姿は、少し懐かしい初夏の風景。
1、5センチ毎に絽織りされた、帯地は、絽塩瀬と呼ばれる単衣用の織物。
夏物ほど透け感のない、気温が上昇する季節にぴったりの帯地です。
緯糸に織り込まれた銀色の糸が、水が、光る情景を連想させてくれます。
柳とつばめに水の文様の刺繍は、灯屋2創作の手刺繍です。
お着物の色も季節にぴったりの単衣小紋。
帯合わせも楽しめそうな江戸小紋。
帯は、名古屋仕立てになっておりますので、単衣紬へのご着用もおすすめです。
20-04-12 120,000円+税 水色江戸小紋35,000+税裄1尺7寸5分身丈4尺2寸 陶器つくしの帯留16,000円+税 白の楕円形帯留8,000円+税 若草色2分紐3,000円+税