この羽織はHPでも紹介している雪持ち笹に白梅の絵羽織(18-10-17)です。
袖付けと上前の衿柄が絵羽になって繋がっています。
平らに置いてみると、上前身頃と衿柄の細い枝や笹の葉がずれています。
羽織の衿の柄は実際に縫う位置と目に見えて柄が繋がる位置が違うため、なかなか柄合わせが難しいのです。
ですが、この羽織をひとたび羽織ってみると!細い枝から笹の葉の先が見事に合うのです!!
置かれた状態ではずれていたのに、着用した途端身体の曲線に合わせて柄がピッタリ合うこの素晴らしさ!
興奮を覚え鳥肌が立ちます。
仕立て屋の腕が光る一品です。
灯屋2にお越しの際はお着物を見るだけでなく是非羽織ってお楽しみください!
大橋