久しぶりに映画をたっぷりと堪能しました。
鈴木清順監督の浪漫三部作
「ツィゴイネルワイゼン」(1980年)
「陽炎座」(1981年)
「夢二」(1991年)
公開当時、たいへん話題になりました。
今でもめくるめく世界に、すっかり魅了されます。
鈴木清順監督は、日本橋の呉服屋の長男としてお生まれです。
和服の美を知り尽くした映像美は、唯一無二。
女性の着物姿だけでなく、男性の酔狂な着こなし、ぼろをまとった旅芸人など、どれも和服でなくては表現できないもの。
惜しくも今年93歳で逝ってしまわれました。
このようなセンスを継ぐ映像作家が、いつまでもいてほしいと願わずにはいられません。
舞台となる大正時代は、人の生きざまも着物も、どこか破天荒だったのでしょうか。
ぐいぐいと迫ってくるような、人間の妖艶な物狂おしさ。
生きることは、それだけでとても激しいことなのでしょう。
衣裳は身体にまとうだけでなく、まるで着る人の真っ赤な内臓をもあらわすような、そんななまめかしさです。
秋の夜長、皆様もぜひご覧になって下さい。
作品を鑑賞した後、私もいつになく華やかな組み合わせを選びました。
菊と芍薬三つ紋訪問着
140,000円+税
着物17-3-3
身丈:4尺1寸5分(約157.7cm) 裄:1尺7寸5分(約66.5cm)
秋の花尽くし刺繍袋帯
140,000+税
帯15-9-49
小菊と椿の花々模様散歩着
100,000円+税
着物15-11-2
お仕立て直し
身丈:4尺3寸(約163.4cm) 裄:1尺7寸4分(約66.1cm)
黄色菊刺繍名古屋帯
55,000円+税
短冊に更紗模様散歩着
40,000円+税
着物14-12-32
身丈:3尺9寸(約148.2cm) 裄:1尺6寸8分(約63.8cm)
間垣の秋庭名古屋帯
40,000円+税
帯15-11-4
海老沢