夏衣の楽しみ

紫暈しに花と虫籠の小紋に野菊にトンボ刺繍名古屋帯汗をかくからといって毎日麻着物で過ごしています。
麻の乾いた肌触りもいいけど、錦紗のすりぬけるように滑らかな絹の肌触りが恋しくなる日もあります。

ご紹介の小紋は、細い細い糸で織られた生地で、その薄さが何とも儚げで心をくすぐられます。
この季節にしか味わえない着物で、薄く軽い着心地は他にはない感覚。

帯は、色のトーンを合わせて取り合わせました。
単衣に夏帯で5~6月の仕様ですが、帯を変えて秋にも楽しめそう。
秋草の刺繍の中に金駒刺繍で、金糸の輝きが夏らしさを出しています。

暑さ厳しい毎日ですが、ほんの数か月の楽しみなので、過ぎ去る前にもっと夏着物を着て過ごしたいです。

野菊にトンボ刺繍名古屋帯野菊にトンボ刺繍名古屋帯

紫暈しに花と虫籠の小紋 (着物17-4-49) 50000円+税
身丈:4尺5分(約153.9㎝) 裄:1尺7寸(約64.6㎝)
野菊にトンボ刺繍名古屋帯 (帯16-5-10) 55000円+税

徳永