つよくなる陽射しに反比例するように、軽やかになる着物。
単衣着物の装いは、女らしさを表現する最たるものではないでしょうか。
そしてこちらは、さらに特別な魔法をかけてくれそうな一枚です。
初代久保田一竹 辻ヶ花 紗袷付下です。
薄い紗が2枚重なり、幽玄の美をかもしだします。
暈しの地色に施された、絞りと極細の輪郭を持つ、夢のような花。
辻が花で描かれるのは、この世にない特別な花だとか。
秘めた情熱が、うっすら見えるようで見えない、絶妙な透け感。
さあ、夏を迎える夜に一世一代の勝負をかけてみませんか。
久保田一竹作 夏の一竹辻ヶ花付下 (着物16-6-34)
身丈:4尺3寸5分(約165.3㎝) 裄:1尺7寸(約64.6㎝)
海老沢