銀座店で人気の商品、スザニ刺繍の帯をご紹介させて頂きます。
スザニ(SUZANI)とはウズベキスタン、タジキスタンなど中央アジアの国々で古くから作られている刺繍布で、綿や絹の地布に太めの糸で刺繍が全面に施されているテキスタイルです。
子孫繁栄を願うザクロやその実を食べると永遠の命がもたらされると言われる生命の樹、ペイズリー文様、恵をもらたす太陽、月や星、花々など、万物をモデルにした意味や願いを込めた図案が特徴的。
そしてその図案は、家々によって異なり、織り手である女性によって代々受け継がれていかれるそう。
もともとは婚礼の際の持参品として新婦が自身の手仕事技術の高さを表現する品として月日をかけて作製し、結婚式当日に新郎に手渡したと言われています。
当店では数年前よりこの刺繍布が日本の着物によく似合うと考え、帯に仕立てています。
現在では土産物として作られているものが多く見られますが、少し前の手仕事のものは手紡ぎの地に自然染料で染めた絹糸で刺繍をしており、その光沢感が品良く上質な味わいです。
当店では現地のテキスタイルショップへ直接出向き、ヴィンテージの質の良いものを探してきています。
同じ手織物同士、紬の着物との相性は抜群!珍しい図柄が程良いアクセントとなります。
普段の着こなしに、外国の刺繍を取り入れてみるのも面白く着こなしの幅が広がると思います。
スザニ刺繍名古屋帯 86,400~108,000円
菊池