イカットの帯と縞結城

縞結城紬にインドネシア カリマンタンイカット帯 染織品の中でも「イカット」と呼ばれる絣織物は、広大なインドネシアの各地で作られ、各地域、各島、各民族ごとに特色のある絣を見ることができます。
「イカット」はインドネシア語で本来「結ぶ、縛る」という意味ですが、今では絣を意味する言葉となって世界的に使われています。
島々によって多種多様なデザインのイカットが織られています。

●スマトラ島は絣模様が最もシンプルで矢絣風やずらし絣風
●カリマンタン島は動物をモティーフにした独特の幾何柄
●バリ島唯一経緯絣
●スラウェシ島はダイナミックで複雑な幾何学模様。太い糸を使用しているので重厚。

写真のカリマンタン島のイカットは、太い糸を使用しざっくりとした風合いが特徴。
動物や自然のモチーフを幾何で表現した楽しいものです。色の抑えた紬などと合わせることにより、手織りや天然染料の味わいが引き立ちます。
合わせた結城は、抑えた藍地にグレーの細縞を織りだしたすっきりした紬。
こちらも外国裂との相性が抜群です。

縞結城紬にインドネシア カリマンタンイカット帯縞結城紬

インドネシア カリマンタンイカット帯 
縞結城紬  
身丈:4尺7分(約154.6cm)、裄:1尺7寸5分(約66.5cm)

田中