素敵な文紗の小紋をご紹介させて頂きます。
金魚といえば流水がおなじみの文様ですが、こちらは金魚と萩という珍しい組み合わせ。
ひかえめな金糸銀糸と赤漆で縫いとられた金魚は、萩の影にそっと隠れるように、さりげなく泳いでいます。
「金魚が空中を泳いでいるみたいね。」とおっしゃったお客さまがいらっしゃいました。
こっくりとした地色でも軽やかなのは、そんな風景を思い描くからかもしれません。
萩の葉は型友禅、白い葉は絞り染めされた上にさらに顔料で染められた手の込んだ作りとなっています。
薄紫のトンボの刺繍夏帯を合わせて、同系色で上品に合わせてみました。
クリーム色の帯を合わせて頂いても、すっきりとコーディネートして頂けます。
縞に金魚と萩の紗小紋 (着物16-5-9) 129600円
身丈:4尺1寸(約155.8cm) 裄:1尺7寸5分(約66.5cm)
冨永