桜と柳を縞のようにして染めた錦紗縮緬の小紋に、褄下から流れるように藤を、裾には桜草を刺繍しました。
柄置き、花の大きさとも絶妙に、散歩着風の仕上がり。
藤と桜草刺繍散歩着
身丈:4尺1寸(約155㎝) 裄:1尺7寸3分(約65㎝)
もう一点は、三ッ紋の縮緬明治江戸小紋に黄色の花が可憐な石蕗(つわぶき)の刺繍。
小紋の柄は桐の葉、青みがかった深い緑色は一見渋く見えますが染め色が非常に美しく、見れば見るほど、ひきこまれるようです。
昭和初期までの多彩な日本刺繍の意匠技術、エッセンスを受け継ぎ、また新たに、最高に素敵な洒落着ができあがりました。
石蕗刺繍明治江戸小紋
身丈:3尺9寸3分(約149㎝) 裄:1尺7寸(約64㎝)
松田