木守り

本場結城紬と柿の染帯駅までの道にある柿の木に、枝がしなるほどたくさんの実がなっていて、思わず眺めてしまいました。

柿を収穫するときは、ひとつだけ残して来年もたくさん実るように願いを込めるそうです。

そのひとつ残した柿を「木守り」とか「木守り柿」というそうです。

ご紹介の着物は、蚊絣の本場結城紬に柿の染帯。
無地感覚の蚊絣の結城は、深い深い焦げ茶色で、この季節に目に馴染みあきのこない紬です。
落ち着いた色目の紬に、鮮やかに柿の実が描かれた染帯で秋のコーディネートにしてみました。
帯をかえて違う季節も楽しみたい一枚です。

柿の染帯本場結城紬柿の染帯に千鳥の帯留

本場結城紬 136500円
身丈:4尺(約152cm) 裄:1尺7寸3分(約65.7cm)
柿の染帯 44100円
帯揚げ 4300円
千鳥の帯留 37800円

徳永