「一味の雨」(いちみのあめ)という言葉があります。
「一味」は、あまねく一様にということ。
草木にへだてなく降りそそぐ雨の意から転じて、仏説が広く流布し、誰彼なく人々の心をうるおすことをいうそうです。
さて、店内の入り口に青色が鮮やかな竜胆(りんどう)をいけました。
竜胆は日本では秋を代表する野草のひとつとして古くから親しまれてきました。
世界中にたくさんの仲間があり、その中には春や夏に花を咲かせるものもあります。
お花は、お天気などにより閉じたり開いたりします。
ご機嫌をとるように、霧ふきをしたり、光のあたる角度をかえたり…
今日は少しご機嫌が良いみたいで、一枝美しく咲いてくれました。
ご来店のお客様の心を少しうるおすことができるといいです。
徳永