昭和を代表する染織家・浦野理一。
雑誌ミセスの表紙の意匠や映画監督小津安二郎の映画作品の中で衣装を担当され、多くの女優がその着物を着用してきました。
彼の紬は一目でそれとわかるような、力強さがあります。経糸に節のある糸を使ったものが特長でそれを織りあげるのには非常に技術がいる仕事です。
写真で紹介の無地経節袷は、浦野理一を代表する着物のひとつ。
空くし灰がかった薄いブルーがより素材感を引き立てています。
合わせた絣の帯はウズベキスタンのアドラスを帯にしたもの。
経糸が絹、横糸が綿のため軽く締め易い帯です。
日本の絣と同じような方法でつくられた、美しい絣です。
紬との相性も抜群です。
浦野理一作経節無地単衣 (着物14-4-39) 259,200円
身丈:4尺1寸(約155.8cm) 裄:1尺7寸(約64.6cm)
ウズベキスタンアドラス名古屋帯 (帯14-5-24) 59,400円
田中