来年の干支は午(うま)、この時期「馬肥ゆる」と表現されます。
馬が肥えるのは冬に備え脂肪が増え、ややぽっちゃりさんになるからでしょうか。
秋になると毛並も一段と冴えるようで、その美しさが帯柄の毛並の動きにも表れています。
薄茶に滅紫(けしむらさき)の斜線の切り替えしが潔し。
ねずみが入ることで渋さのなかにユーモラスな感も。
そんなねずみが塩瀬帯のも。
米俵にせっせと小判を詰めています。
前柄は関東巻きで赤い羽織ものを着た子が、関西巻きでは青い羽織を着たねずみとどちらにしようか迷いそう。
今の単衣からお楽しみ下さい。
馬の図の前柄部分に接ぎがありますが、柄をなるべくあわせてありますのでご着用にはあまり気になりません。
ねずみの図塩瀬染名古屋帯 54,000円
ねずみに馬の図染付帯 39,900円
斉藤