華やかな柄ゆきの夏物も終え、秋になるとしっとりと落ち着いた色目の着物が気になります。
紫みを帯びたグレー地は青海波の紋錦紗。
上前下前の裾に描かれた小舟。
静かな波に浮かび、夜の静けさを表しているのでしょうか。
陰轡の縫いの3つ紋が入っていますが、落ち着いた印象は、たまのお出掛けにも着用したいものです。
白地の帯では少し寂しいので、金銀・裏葉柳色の配色帯で控えめながらも変化のある組み合わせにしてみました。
しばらく熱気が残る9月にも、薄地で風通しよく絽の着物感覚で軽くなっています。
舟の図紋錦紗付下単衣(お仕立て上がり) 126,000円
身丈:4尺1寸(約155.8㎝)
裄:1尺6寸7分(約63.4㎝
水車の図紗袋帯(帯13-6-6) 62,000円
斉藤