インドの西ベンガルの伝統刺し子布、カンタ。
元々は魂が宿る古布に再び命を与える為、古いサリーや腰布を数枚あわせ家族の幸福と繁栄を祈りながら一針一針刺したものです。
その巧みな美しさゆえに、その伝統が残っているのかもしれません。
今では1枚仕立てのショールやタぺストリーなどでより身近になりました。
寒いヒマラヤ山地から砂漠など南部の温暖な土地まで巾広い気候のインド。
地域と布とは深い関係があり、白が主な所もあれば南部の温かい地では強く鮮やかな色彩、山間部は落ち着いた色もあり、その多様な特徴が今も昔も世界中の貿易者をこの国に引き寄せているのかもしれません。
4月1日(月)からの展示会より販売いたします。
斉藤