世界布紀行9 -インド更紗の羽織-

堂々とした風格の中にどこか愛らしさを感じさせてくれるインド更紗の羽織です。
インドの土語で「最高級」を意味するサラーサという言葉が、布と一緒に伝えられたのではないかという方もいらっしゃるほど、茜色の赤が美しく思わず見惚れてしまいます。
更紗の定義で素材は綿です。この手描き更紗は、100年程前にインドから当時のペルシャ(イラン)へ輸出された布だと思います。
お袖と身頃上は、鳥と草花模様の木版更紗が、生成り、藍、茜色で彩られ、両袖口には花丸文様が対になるようデザインし、仕立てました。

胴まわりは、幾何学、イスラム文字、ペイズリー、鳥と花文様と7種の異なるボーダー図柄の絵羽織り仕立てです。
こんな風に羽織にお仕立て出来るものが、なかなか見つからず、こちらは特別な1着となりました。

明日11月15日より10日間にわたり、灯屋2コレクション「外国布の帯とはおりもの展3」を開催いたします。
皆様のご来店を心よりお待ち申し上げます。

インド更紗の羽織 インド更紗の羽織 インド更紗の羽織

インド更紗の羽織 241500円  
身丈2尺6寸(約98.8cm) 裄1尺7寸7分(約67.3cm)

白井

 
                                       

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。


上の計算式の答えを入力してください