うすい緑みの青・澄んだ水色の本場結城にひと昔前のフランス更紗で仕立てた名古屋帯をのせました。
ヨーロッパにインド更紗が紹介された時期については明らかではないと言われますが、400年くらい前からフランスはマルセイユに更紗の工房が開かれていたそうです。
西洋の服装はもちろん日本とちがいお洋服ですので、裁断されていない布はインテリアファブリックの場合もよくあり、それらを帯にお仕立てする事もあります。
この布は手紡ぎの木綿で織られていて、地紋には横に細かく浮き織がされています。
柔らかな風合いが、可愛らしい文様をまた引き立てているようです。
ローズピンクの薔薇とカーネーションにしたインディゴブルーのリボン花束、小花のクリームイエロー、セピア色のレース文様がなんともロマンティックでながめているだけでやさしい気持ちにさせてくれます。
春に向くお色合いではありますが、澄んだ秋空に軽くショールをかけてお散歩なんていかがでしょう。
本場結城紬 126000円
身丈4尺2寸5分(約161.5cm) 裄1尺8寸(約68.4cm)
ヨーロッパ更紗名古屋帯 44100円
白井