お客様の装い〜浦野理一、綿唐山

今は気温的には本当に端境期。本日はその日の気温に合わせて浦野理一、そして唐山を上手にコーディネートされてお越しのお客様です。

波濤が砕けて、岸には大きな網干と反物が干してある、そんな海辺の風景を紅型で表現した浦野理一の逸品は諸紬で薄手、意外とさらっと着ていただけますね。

浦野理一の単衣のみじん格子の着物には、白に藍の大人バティックですっきりと初夏まで着られますね!少し色の入った綿の半衿をして可愛いさをプラス。

珍しい水色の綿唐山着物は色合いも質感も今ぴったりですね!唐山とは古く江戸時代に東南アジアから渡って大流行した縞の高級綿の着物のこと。少しくすんだピンクのインドバティックの帯が優しい雰囲気ですね。

こちらのお客様も唐山の着物に春爛漫、咲き誇る花の帯。渋さプラス華やかさで大人の可愛らしさの表現です!今ではなかなか良質な唐山は手に入らない、貴重なものとなっていますね。

お客様の着こなし、いかがでしたでしょうか?

皆様もぜひ、お着物でお出掛け下さい!