今回は新潟地方の越後上布をご紹介致します。
“雪中に糸となし、織り、雪上に晒す”ともいわれています。
宮古上布同様、苧麻の糸が使われ、反物は雪に晒す”布晒し”により、特有のやわらかい白さがでます。
使われる素材、創られる過程も雪と太陽の力、人と自然が調和して生み出されたもの。
今回紹介する着物は特に絣柄が楽しいもので、サイコロの目が並んでいるようにも見え、沖縄のミンサー織にも類似する模様が見てとれます。
“いつ(五)の世(四)までも末永く”という意味があるそうです。
画像では、涼しげに見える藍の麻帯と合わせてみました。
店頭には色々な絣柄を揃えておりますので、ぜひご来店下さい。
・越後上布 126000円
身丈 4尺1寸(約155.8cm)
裄 1尺7寸5分(約66.5cm)・藍染め麻名古屋帯 52500円
銀座店 斎藤