注目を集めている「クリスチャン・ディール、夢のクチュリエ」展と着物世界との意外な関係についてのお話です。こちらの展覧会はチケットが連日ソールドアウトになる程人気ですね。ガリーアーノによる作品等、日本文化へのリスペクトを感じられる作品も数多く見られます。
とにかく体験したことがないような建築家・重松象平さんの空間美術が圧巻のこの展覧会ですが、1953年ディオールの日本初上陸の際に生地として使われたのが龍村製であることは、着物愛好家にとっても心を動かされずにはいられないストーリーの一つかもしれません。
こちらがその際に龍村美術織物に名物裂の製作を依頼し、その布を使って作られたという作品、その名も「歌麿」等3点。(うかつにもちゃんとした写真を撮ってませんでした)
龍村平蔵は織物の技法に革新をもたらし、又、正倉院宝物裂の研究、復元などにも貢献。織物の地位を「芸術の域」にまで高めたと評価されたその情熱と感性によって、現代においてもなお引き続き高い人気を誇っていますね。
もちろん灯屋2でも龍村の帯をご用意していますよ。
まずは、名物錦荒磯。
藍海松茶の深い海に大きな荒磯文が配された個性的な帯。
そして次にご紹介するのは六歌仙の和歌がかなで織り込まれた丸帯。
お馴染みの小野小町、在原業平等の作品が見えます。
ぜひ、お手に取って、又は通販でお求め下さいませ。
下記NO.をクリックしていただけるとHPの商品詳細情報に飛んで頂けます。
22−01−13 龍村平蔵製「荒磯錦」袋帯 154,000円
22−09−41 龍村平蔵製かな6歌仙文様綴れ丸帯 132,000円 全て税込