春の陽をいっぱい浴びた菜の花色の紬に、大きなうさぎを刺繍しました。
着物地の色に添わせた栗色のうさぎは、野うさぎと呼ばれています。
上目遣いに見つめる赤い大きな目と、若々しい毛並みがかわいいです。
次はミモザの名古屋帯です。
深い緑は、ミモザの黄色が映えるように染めたそうです。
ぽっこりとした相良刺繍が、弾けるようなミモザをリアルに表現しています。
お太鼓いっぱいに広がったお花の周りで、青い鳥がさえずっています。
作家の山崎綾子(りょうこ)さんには、およそ10年の間、当店の刺繍の創作をお手伝いいただきましたが、今回独立して.これからは自由な活動をして行かれます。
当店としても、作品をお預かりしたり、お客様からのご相談の窓口として、山崎さんの門出をお手伝いしていけたら嬉しいです。
23-02-25野兎の紬付下げ132,000円(税込)
23-02-42青い鳥とミモザの名古屋帯154,000円(税込)