白路を過ぎ、今日はもう中秋の名月を楽しむ十五夜になりました。
秋の七草をうたったちょうどこの頃に、美しいなでしこの単衣をお召しになり、ご来店されたお客様をご紹介させていただきます。
ジャパンブルーの薄藍に染められ、ゆったりとなでしこが染められたこの布をみた時、まさしく大和ナデシコですね~、とお客様と笑いあったのですが、このお着物が、仕立てあがったのはまさしくあの日!でした。
日本中に勇気と元気をくれたなでしこジャパンが、ワールドカップで金メダルを勝ちとった朝にまさしく届き、私達にとってもうれしい一枚となりました。
その昔、日本人がみんな着物を着ていた頃、単衣用に織られた錦紗という本当に軽やかな織り物でつくられた美しい着物達。
暗い夜道をお月さまに見守られて袂を揺らせて歩いていたんだな~ と思うと着物ってシルエットまで美しいんですね。
今月15日の木曜日からは、灯屋2秋のセレクションが、始ります。
待ち詫びる秋をテーマに新作がご覧いただけます。
HP、フェイスブックにてご紹介しておりますが、ぜひお店にてご覧ください。
お待ちしております。
銀座店長 白井