蜻蛉は、夏に多く見られますが、秋空の下でも、水辺をすいすい飛ぶ姿が美しく、着物の柄でも、単衣にも絽にも、良く見られます。
観世水と組み合わせた柄の、絽と単衣の着物をご紹介します。
①絽の着物
絽の紺地に、いろいろなサイズの観世水が染められて、それだけでも涼しさを感じます。
そこに、銀と金、さらに玉虫色の羽の蜻蛉が刺繍されています。
前裾には4匹、後裾には2匹が気持ちよさそうに飛んでいて、水辺の涼しい風を感じるようです。
帯は、藤布です。
自然の繊維の色合いで縞柄のようになっており、それが、着物の柄の躍動感に、落ち着きを与えています。
帯揚は、薄い絽のグリーン、丸ぐけは、絽の抹茶色にしました。
衿元には、玉虫色の蜻蛉が刺繍されており、顔元を華やかに彩ります。
②黒地の単衣
アンティークだからこその、単衣用の生地で作られた、軽くて涼しく、さらに、透け感が何とも言えず美しい、羽衣のような着物です。袖には、白い麻を入れて撮影しているので、実際に着ると、このような感じになります。
帯は、芭蕉布の継帯です。
四本の縞と、無地の芭蕉布を継いでいますが、帯の自然の色合いでできる縞と、縫い目が溶け込んでいて、特に継いでいるとは感じません。
見えないところは、継いでいるのがわかります。帯の前柄は、無地の芭蕉布を出すこともできます。
もともと柄が少ない着物なので、かけ衿には柄がなく、着ると、衿はほぼ黒地で、すっきりしています。
帯揚は麻の薄いグレー、丸ぐけは、先ほどと同じ絽の抹茶色を合わせました。
①の着物 82,500円 着丈4尺1寸、裄1尺7寸5分
帯 132,000円 (21-7-1)
丸ぐけと帯揚 各5,500円
②の着物 50,000円 (22-5-7)
着丈4尺2寸、裄1尺7寸8分
帯 120,000円(22-07-26)
麻の帯揚 7,000円
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