新入荷の染め帯ご紹介と今月の歌舞伎座ご案内

歌舞伎ファンにとっては、気になってしょうがない、今月の歌舞伎座です。

昨日、観劇して、まいりましたので、その様子をご案内します。

二部は、片岡仁左衛門主演の「河内山」、9日から休演となり、ショック!仁左衛門様のご様子を心配されていた方も沢山いらしたことと。。

その数日前に観劇した時は、のびのびと演じられていたので、病気というのではなく、きっと、先月のハードな公演のお疲れだろうと思ってました。その間に代役公演も観劇し、次の公演はどうなるんだろうと思っていたら、16日から復帰ということになり、本当によかったです。

そして、いよいよ昨日の観劇。夕方から雨ということでしたが、着物姿の人が多かったですね。

歌舞伎座だからということもありますが、着物を着たくなる季節になっているんだなと感じました。

仁左衛門様が、花道から登場されてきた時、拍手がじわじわ大きくなってうねりのように続き、観客のあふれる想いが一つになっているのを感じました。

生の舞台だからこその感動です。

まだまだ、千秋楽まで、ご覧になられるのを楽しみになさっている方もいらっしゃると存じ上げます。

どうぞ、お着物楽しまれて、お出かけください。

さて、お待たせしましたが、昨日の夕方、入荷したばかりの春の帯2品をご紹介します。

①和楽器(鼓と横笛)と桜、双葉葵の染め名古屋帯

きれいなオレンジ色からのぼかしが美しく、緑色につながっています。色合いが本当に美しい。

🌸桜の刺繍が、今の季節にぴったりですね。

前柄は、横笛と小さな花をつけた双葉葵。なんともかわいらしいです。さらに、波の柄が描かれていて、みずみずしさを感じます。以前、お花見に行ったら、敷地内のお寺でお琴の演奏をしていて、とてもいい気分だったのですが、その時のことを、思いだしました。花に音楽、いいですね。

②ワサビの葉の手描き名古屋帯 落款あり

墨絵のようなタッチで、葉っぱには抹茶色、茎にはほんのりとベージュが使われています。

わさびは、多年草なので、春限定というわけではないのですが、葉が、イキイキとした感じと、塩瀬の白が、明るい陽射しを感じ、春に向かう季節にピッタリです。

タレには、作者の落款が、あります。

 

両方とも30,000円と、お求めやすい価格になっています。

是非、お手にとってご覧ください。

ワサビの手描き名古屋帯 30,000円

鼓に桜、双葉葵の染め名古屋帯 30,000円