針仕事というほど針を使ったこともなく、着物や帯など関心さえなかった自分が帯の創作に明け暮れる生活をするなんておかしな話しです。
世間では縁と言いますが その縁ほどありがたい事はないですね。
初めて灯屋でアンティーク着物と出会い染めと織りの言葉を知りました。
染めの美しいさ、織りの多様性は異邦人の目には美しさを超え神秘な世界でした。
知り尽くせない奥深いこの世界で、ひと昔の賢人達が残してくれた様々の布を生かす作業に関わり十数年になりました。
おしゃれをしたい人々を存分に楽しませたくれた数々の古布が目の前にひろかって、再び生き返る時を待っています。
年月を重ねて一層美しくなった布に声をかけます。
あなた達に会えて私が私になれたよ。
森あみ
薔薇と小鳥の名古屋帯
11月25日からの展示会にて展示
ヨーロッパ更紗を寄せ集め、かわいいバラの花をコラージュしてみました。
花びらの表現にはちょっと苦労しましたが、ノスタルジーとモダンがマッチングして、年齢を問わない帯に仕立て上がりました。
森あみ
うさぎの図名古屋帯
11月25日からの展示会にて展示
春の野草の優しいうさぎになりました。
花丸に包まれて、のどかな風情をねらってみました。
森あみ
遊魚のアールヌーボー風名古屋帯
11月25日からの展示会にて展示
海の中はいつも気になるテーマです。
楽しそうな世界を表現してみました。