インドの布から仕立てた帯

先ほど紹介したのは今年6月に行ったラオス研修旅行の時に仕入れたものです。
仕入でラオスに行くのは初めてでしたが、灯屋2好みの布たちとの出会いがあり、
そしてもっと見てみたい布屋があったり…これからは少しずつラオスでの仕入も増やしていこうと思っています。

ここで紹介するのは9月のインド仕入で見つけてきた布たち。
ちょっと前に仕入旅行記をブログにアップしましたが、インドサリーは着用する人が少なくなったとは言え、
それでもインドの人たちにとって大事な普段着のひとつ。
ですから、やっぱりどこの国でも同じように流行というものが存在し、同じお店に1年後に行ったとしても同じものが購入出来るわけではないのです。
裏を返せば、毎年インドに仕入に行けば、その年毎の素敵な布に出会えるということ…
今年もそんな素敵な布たちに出会えた喜びを、皆様にも展示会で味わっていただければ私たちも幸せです。
インドの布から作った帯はこの他にもたくさんございます。ぜひ会場にてご覧ください。

代々木本店店長 菊池(カイ)

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ムガシルク名古屋帯
帯9-7

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    質感・風合          帯裏           前中心

アッサム地方に生息する野蚕(やさん)の繭より紡いだ糸で織った、ムガシルクから仕立てた帯です。
ムガシルクの金色にスパンコールが織り込まれており、美しい帯となりました。
ムガシルクは紡がれた糸が金色に輝くことからゴールデンシルクとも呼ばます。


 

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ペイズリー名古屋帯
帯9-8

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    質感・風合          帯裏           前中心

インドのペイズリー柄のサリーを帯に仕立てました。
前柄は線描きのみです。

ちなみに世界各地に広がっているペイズリー模様ですが、起源はペルシアとされ、
その後インドのカシミール地方で現在に近いデザインとなり。その後世界各地に広がっていったようです。
大航海時代を経てヨーロッパに伝わったインド更紗がヨーロッパ更紗へと姿を変え、なかでもスコットランドのペイズリー地方でこの柄の織物が量産されたことから、これに類する模様をペイズリー模様と呼ぶようになりました。
日本古来の呼び方は勾玉模様だそうで、いかに古い時代からペイズリー模様が日本に伝わっていたのか窺い知ることが出来ますね。

アンティーク着物の灯屋2

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