早朝散歩で見る、緑の美しさに思わず「ありがとう」と言ってしまいます。
みずみずしい光が、輝く新緑。
まさに風薫る五月です。
樹木の図柄を囲んで高原に霧が、立ち込める様にグレーと水色のにじむような横段が、着物全体に書き込まれています。
水彩画の様な優しい色で裾模様と肩から袖にかけて新緑の樹々が、吹き付けの様な手法で描かれた珍しい紬の訪問着です。
上前の柄には、抑えた金色の刺繍が、金箔のようにあしらわれています。
さらっとした肌触りが、これからの季節にぴったりの凝ったお召し物です。
風景の中に菖蒲を合わせて、陽光のような水晶の帯留で季節を楽しんでみました。
上段 新緑の図付け下紬単衣80,000円+税 身丈4尺5寸 裄1尺8寸(裄出し可能)
19-5-24 菖蒲の刺繍名古屋帯60000円+税 水晶の帯留 5,000円+税(紐別)