風かおる五月、気温も上昇してきたので、袷時期ではありますが、羽織物は、そろそろ単衣でちょうど良い!と素敵な萩の単衣羽織をご紹介させていただきます。
丸い葉の緑とぼかしの墨色が、なんとも美しく。
観世水や御所車、御簾の地紋様に重なって、源氏物語を連想させる素敵な萩の単衣羽織をご紹介いたします。
着物が、日常に着る物とされていた昭和の初期頃までは、単衣時期には、袷用の布より細い糸で織られた単衣用の布、反物が、存在しておりました。
もちろん、袷用の布にも、細く上質な絹糸で織られたしなやかなものがある事をご存知の方も多いかと。
昔は、どこにどんな風に着ていくかを想定して、お着物の図柄を考えて、デザインして、職人さんが腕を振るったと言われています。
染めの美しさもさる事ながら、それをささえる、盛り上げる、いい仕事してるね!の地紋様たちです。
裄は、後少し3分(1センチ)ほどなら長く出来ます。
20-04-20萩の単衣羽織70,000円+税 身丈2尺6寸 裄1尺7寸 袖丈1尺4寸4分